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教会葬儀にふさわしい服装マナーとは?

2025年6月18日

日本では仏式の葬儀が一般的とされており、キリスト教の教会葬に参列する機会はそれほど多くありません。そのため、教会での葬儀に招かれた際に「どのような服装で参列すればよいのか」と迷われる方も少なくないでしょう。

本記事では、はじめて教会葬に参列される方にも安心していただけるよう、服装マナーや注意点について丁寧にご紹介いたします。

教会葬儀とは?仏式との違い

教会葬儀とは、カトリックやプロテスタントといったキリスト教の教派に基づき、教会内で行われる葬送の儀式です。日本では仏式の葬儀が多数を占めているため、キリスト教式の葬儀に参列する経験がない方も多いかもしれません。しかし、教会葬にはキリスト教ならではの荘厳な雰囲気と、神のもとへの旅立ちを祝福するという信仰に基づいた深い意味があります。

キリスト教における死生観では、「死は終わりではなく、神のもとへと帰る旅立ち」であるとされており、葬儀は悲しみの場であると同時に、故人の魂の救いと永遠の命を願う神聖な儀式です。式は教会や礼拝堂といった静粛な空間で執り行われ、ステンドグラスから差し込む光やパイプオルガンの音色が、厳かな雰囲気をより一層際立たせます。

仏式の葬儀では読経や焼香、数珠を使った儀礼が中心ですが、教会葬ではそれに代わり、聖書の朗読、祈り、賛美歌の合唱、そして献花などが中心となります。参列者も神への敬意を持って臨むことが求められ、式にふさわしい落ち着いた服装や所作が大切になります。

教会葬

【男性編】教会葬儀の服装マナー

「教会での葬儀には、どのような服装で参列すればいいのか…?」特に男性の場合、仏式の葬儀と同様でよいのか迷われる方も多いかもしれません。ここでは、教会葬にふさわしい男性の服装マナーを、項目ごとに詳しくご紹介します。

スーツ

黒か濃紺の落ち着いた色合いのビジネススーツが基本です。喪服専用でなくても構いませんが、光沢のある素材やカジュアルなジャケットは避けましょう。ダブルでもシングルでも問題ありませんが、全体の印象が控えめであることが大切です。

ワイシャツ

白無地のシャツを着用しましょう。襟付きで清潔感のあるものを選び、カラーシャツや柄物は避けてください。シワが目立たないよう、前日までにアイロンがけをしておくと安心です。

ネクタイ

無地の黒または濃いグレーのネクタイが適しています。柄入りや派手なデザイン、光沢のある素材は控えてください。葬儀用の黒ネクタイがあればベストです。

また、ネクタイの中央にくぼみ(ディンプル)を作る結び方は、一般的にはおしゃれで立体感のある印象を与えますが、教会葬のような厳粛な場では装飾的と見なされることもあります。そのため、ディンプルはあえて作らず、シンプルに結ぶのが無難です。

黒の革靴を履きましょう。装飾が少なく、つま先が丸いプレーントゥやストレートチップなどのフォーマルなデザインが望ましいです。特に、紐付きの革靴(レースアップ)は格式が高く、教会葬のような厳粛な場に最も適しています。

逆に、スリッポンタイプやローファーはカジュアルな印象を与えるため、避けた方が無難です。スニーカーやブーツ、エナメル素材の靴もNGとされています。

小物類

ハンカチは白無地のものを選びましょう。靴下やベルトは黒で統一感を出すと、全体に落ち着いた印象がまとまります。腕時計については、着用する場合でも控えめなデザインにとどめ、装飾性の高いものは避けるのが無難です。香水や派手なアクセサリー類は控え、あくまで控えめで礼儀正しい身だしなみを心がけましょう。

アクセサリー

教会葬儀においては、アクセサリーは原則として控えるのが基本です。結婚指輪を除き、ネックレスやピアスなどの装飾品は外して参列するのが望ましいとされています。目立つ金属製のブレスレットやチェーン、高級ブランドの装飾品なども控えましょう。シンプルな腕時計を選ぶ際も、実用性を重視し、華美な印象を避けることが大切です。

髪型

髪型は清潔感を重視し、きちんと整えられていることが大切です。髪が長い場合は、耳や襟足まわりをすっきりとさせておくと好印象です。寝ぐせがある状態や、無造作なスタイリングは避けるようにしましょう。整髪料を使用する場合は、無香料や香りが控えめなものを選び、ツヤ感やボリュームを強調しすぎないよう注意が必要です。染髪している場合は、明るすぎる色味(金髪や赤など)は控え、落ち着いたトーンに整えるのが望ましいです。

教会葬儀では、「場に対する敬意」と「清潔感」が最も大切にされます。形式にとらわれすぎず、シンプルで控えめな装いを意識することで、安心して参列できるはずです。

【女性編】教会葬儀の服装マナー

キリスト教の教会葬に参列する女性の服装では、「控えめで清潔感があり、落ち着いた印象」であることが最も重要視されます。特に仏式の葬儀とは細部のマナーが異なる場合もあり、不安を感じる方も少なくありません。

ここでは、教会葬にふさわしい女性の服装マナーを、項目ごとに丁寧にご紹介します。

服装(ワンピース・アンサンブル・スーツ)

黒や濃紺などの落ち着いた色合いのワンピースやアンサンブル、スーツスタイルが基本です。スカート丈は膝が隠れる程度が望ましく、露出が多くならないよう注意が必要です。

パンツスーツを選ぶ場合も、カジュアルになりすぎないよう、シルエットや素材に気を配りましょう。肩の出るデザインやノースリーブは避け、ジャケットを羽織るなどの配慮をすることが大切です。

インナー

ワンピースやジャケットの下に着用するインナーは、フリルやレースの装飾が少ないシンプルなものが適しています。色は白や黒などの落ち着いた色味を選び、華やかすぎる素材は避けましょう。透け感のある生地も控えるのがマナーです。

黒のプレーンなパンプスが最も適しています。ヒールの高さは3〜5cm程度が理想で、つま先が隠れるデザインを選びましょう。

エナメル素材や光沢のある装飾、オープントゥ、サンダル、ミュールは教会葬には不向きです。また、ストッキングは黒の無地が基本です。柄物や網タイツ、光沢のあるタイプは避け、落ち着いた印象を心がけましょう。

小物類

バッグは黒の布製またはレザー調のシンプルなハンドバッグが適しています。リボンや金具が目立つものは避け、必要最小限の荷物が入るサイズ感にとどめましょう。

香水は使用せず、ハンカチは白無地で清潔なものを用意してください。

アクセサリー

教会葬では、アクセサリーは原則として控えるのが基本です。結婚指輪はつけたままで問題ありませんが、それ以外の装飾品はできる限り避けるのが望ましいとされています。

どうしてもつける場合は、パールの一連ネックレスなど控えめなものにとどめ、イヤリングやピアスは外しておくのが安心です。華美なアクセサリーは故人や遺族に対して無礼と受け取られることがあるため、慎重に判断しましょう。

髪型

髪型はすっきりと清潔感のあるスタイルが基本です。ロングヘアの場合は後ろでまとめるなど、顔まわりが整うようにしましょう。

華美なアレンジや巻き髪、大きなヘアアクセサリーは避け、黒やダークカラーのシンプルなゴムやヘアピンを使用するのがおすすめです。ヘアスタイル全体が落ち着いた印象になるよう意識しましょう。

メイク

メイクはナチュラルメイクを基本とし、落ち着いたトーンでまとめるのがマナーです。ラメ入りのアイシャドウや濃いリップカラー、鮮やかなチークは避け、控えめな印象を心がけましょう。

ベースメイクは自然な肌色に整え、リップはベージュやローズ系などの目立たない色が適しています。香りの強い化粧品も控えるよう注意が必要です。

教会葬では、装いによってその人の心構えが問われることもあります。華美にならず、故人とご遺族への敬意を示す服装を意識して参列することが大切です。

【子ども編】教会葬儀の服装マナー

教会での葬儀に子どもを連れて参列する際、「どのような服装がふさわしいのか」と悩まれる方も多いでしょう。ここでは、幼児から学生までの子どもの服装について、年齢や性別に応じた基本的なマナーをご紹介します。

幼児〜小学校低学年

年齢が低い子どもであっても、教会という厳かな空間にふさわしい身だしなみを意識することが大切です。ここでは、幼児から小学校低学年の子どもに適した服装や小物についてまとめました。

服装

黒・紺・グレーなどの落ち着いた色合いの服を選びましょう。制服がある場合は制服で構いません。制服がない場合は、白いシャツに黒や紺のボトムスを組み合わせたシンプルな服装が望ましいです。

華美なデザイン、キャラクター柄、蛍光色の服は避け、全体的に清楚で控えめな印象を意識しましょう。スカートの場合は膝丈以上で、露出の少ないデザインが安心です。

靴・小物

靴は黒や茶色のフォーマルなローファーや革靴が基本です。乳幼児の場合は、暗めの色のシンプルなデザインであれば問題ありません。スニーカーや光る靴、キャラクターデザインのものは避けましょう。

靴下は白・黒・紺の無地が好ましく、柄物や蛍光色のソックスは避けましょう。派手なヘアアクセサリーや帽子などの小物類も控え、シンプルにまとめるのがマナーです。

髪型

髪型は男女ともに清潔感を第一に考え、整えてから参列しましょう。女の子は長い髪を一つにまとめるか、耳元ですっきりと留めると好印象です。男の子は寝ぐせを直し、整髪料を使う場合も香りの少ないものを選びましょう。

華美なヘアアクセサリーやリボン、派手な髪色などは避け、落ち着いた雰囲気を意識することが大切です。

小学校高学年〜中高生

年齢が上がるにつれて、大人に近い礼儀正しさが求められます。ここでは、小学校高学年から中学生・高校生までの服装マナーをご紹介します。

服装

この年代の子どもには、制服の着用が最も適しています。学校指定の制服があれば、そのまま着用して構いません。制服がない場合は、白シャツに黒または紺のジャケット・スラックス・スカートなど、フォーマルに近い服装を用意しましょう。

中高生の女子は、スカート丈やソックスの長さに注意し、清潔感を保つことが大切です。男子はネクタイの有無にかかわらず、きちんとした着こなしを意識しましょう。

靴・小物

靴は黒や茶色のフォーマルなローファーや革靴が基本です。スニーカーや光る靴、キャラクターデザインのものは避けましょう。

靴下は白・黒・紺の無地が好ましく、柄物や蛍光色のソックスは避けましょう。小物も目立たず、落ち着いたデザインを選ぶよう心がけてください。

髪型

髪型は年齢に関係なく整えておくことが基本です。女子は過度なヘアアレンジを避け、清潔感のあるスタイルに。男子は寝ぐせを直し、整髪料の使いすぎに注意しましょう。

整髪料は無香料のものが望ましく、目立つヘアアクセサリーやカラーリングも控えてください。

保護者としての配慮

子どもは大人と違い、長時間じっとしているのが難しい場合もあります。可能であれば、教会内で静かに過ごせるよう、事前に声かけを行ったり、必要に応じて静かに遊べる小物などを用意しておくと安心です。

また、参列する以上は子どもも一人の参列者です。服装も「多少カジュアルでよい」ではなく、「年齢に応じた礼儀正しさ」が大切です。場に対する敬意を親子で共有し、教会の厳かな空気にふさわしい装いを心がけましょう。

カトリックとプロテスタントで服装に違いはある?

キリスト教には大きく分けて「カトリック」と「プロテスタント」という二つの教派が存在し、葬儀の儀式や雰囲気にも若干の違いがあります。そのため、参列する際の服装にも違いがあるのでは?と気になる方もいるかもしれません。

結論から言えば、どちらの教派においても、服装の基本は「控えめで清潔感のある喪服」が原則であり、大きな違いはありません。どちらの葬儀でも、遺族や参列者は悲しみの場にふさわしい落ち着いた服装を求められます。

ただし、宗教儀礼への考え方や会場の雰囲気に若干の差が見られるため、それに応じた細やかな配慮が求められることがあります。

カトリック葬儀の場合

カトリックでは伝統的な儀式を重視する傾向が強く、葬儀では厳粛で荘厳な雰囲気が保たれます。そのため、フォーマル度の高い服装(黒のスーツやワンピース)が好まれます。特に近親者や喪主にあたる場合は、格式のある喪服を着用すると安心です。

女性の場合は、体のラインが強調されないデザインを選び、ストッキングや靴も黒で統一するのが一般的です。また、会場によってはスカーフや薄手のショールで肌の露出を控える配慮がされることもあります。

プロテスタント葬儀の場合

プロテスタントでは、儀式の形式よりも「神への感謝」や「故人の人生をたたえること」が重視される傾向があり、会場も比較的シンプルで温かみのある雰囲気です。そのため、服装についてもカトリックに比べてやや柔軟な印象を持たれることがあります。

とはいえ、参列者としてはやはり黒を基調とした落ち着いた服装を心がけるのがマナーです。特に初めての教会葬に参列する場合や教派が分からない場合は、カトリックの基準に合わせたフォーマルな装いを選ぶと安心です。

共通して気をつけたいポイント

  • 派手な色や装飾のある服・小物は避ける
  • 肩や胸元の露出を控える(特に女性)
  • 靴は光沢を抑えた黒の革靴・パンプスが基本
  • 結婚指輪以外のアクセサリーは控える

どちらの教派であっても、最も大切なのは「場に対する敬意を服装で表すこと」です。教会という特別な場所で、故人を悼み、静かに祈る場面にふさわしい服装を心がけましょう。

服装以外にも気をつけたい参列マナー

教会葬儀に参列する際には、服装だけでなく、立ち居振る舞いや場の空気に対する配慮も非常に大切です。特にキリスト教式の葬儀では、仏式と異なる文化や儀礼が存在するため、事前に基本的なマナーを押さえておくと安心です。

教会への入場・退出のタイミング

葬儀が行われる教会には、開式時間よりも10〜15分ほど早めに到着し、静かに着席して待つのが基本です。教会内に入る際は、帽子を着用している場合は外し、スマートフォンは電源を切るかマナーモードに設定しましょう。

退出時も慌ただしく動かず、式の進行に従って静かに退場します。大きな声での会話や私語は控え、終始厳粛な雰囲気を保つよう心がけてください。

言葉づかいやあいさつ

キリスト教では「ご冥福をお祈りします」などの仏教的な表現は使用せず、「安らかな眠りをお祈りします」「ご遺族の心に平安がありますように」といったキリスト教に即した言葉を選びましょう。

参列時のあいさつでは、頭を下げて静かに会釈するだけでも構いません。教会によっては、神父や牧師が声をかけてくださることもありますが、宗教的な言葉に慣れていない場合は、丁寧な姿勢で対応することが大切です。

式中の所作と注意点

キリスト教の葬儀では、讃美歌の斉唱や祈り、起立・着席のタイミングがあります。信徒でなくても、周囲に合わせて立ち上がったり、静かに目を閉じるなど、流れに従う姿勢が求められます。

無理に十字を切る必要はありませんが、信徒が行っている場合には、邪魔をしないようそっと見守るとよいでしょう。また、手を合わせたり合掌する行為は仏教的な所作であるため、教会内では控えるのが無難です。

献花や焼香について

キリスト教の葬儀では、焼香の代わりに献花が行われることがあります。白いカーネーションやバラ、ユリなど、清楚で落ち着いた花が選ばれることが一般的です。会場によっては献花用の花が事前に用意されていることもあります。

献花の際は、係員の案内に従って順に前へ進み、花を棺の上に置いてから一礼するのが基本の流れです。合掌や祈りのポーズは避け、静かに故人をしのぶ気持ちを表しましょう。

持ち物と香典の扱い

香典は「御花料(おはなりょう)」と表記された不祝儀袋を使用します。表書きには薄墨で「御花料」と書き、宗教に応じて中袋や氏名の書き方を確認しておきましょう。

手荷物はなるべくコンパクトにまとめ、派手なバッグや大きな荷物は避けるのがマナーです。バッグは黒のシンプルなもので、装飾のないデザインを選ぶと安心です。

数珠は持参しないのがマナー

仏式の葬儀では数珠を持参するのが一般的ですが、キリスト教の葬儀では数珠は不要です。むしろ、数珠を手に持って参列することは、教会の儀式の意味合いと異なるため、避けるのがマナーとされています。

教会では、手を合わせて祈るのではなく、胸の前で手を組む、静かに目を閉じるなど、キリスト教の流儀に則った祈りの姿勢が重視されます。慣れていない場合でも、周囲の様子を見て静かに従う姿勢が大切です。

「仏式と同じように用意しなければ」と思って数珠を持って行ってしまう方も少なくありませんが、キリスト教葬儀では不要ですので安心して構いません。

子ども連れでの参列

小さなお子さまを連れての参列も可能ですが、式中はできる限り静かに過ごせるよう配慮が必要です。音の出るおもちゃや食べ物は避け、事前に会場でのマナーを伝えておくと安心です。

泣き声や騒ぎが大きくなった場合には、無理をせずに一時的に席を外すなど、周囲への配慮を心がけましょう。

教会葬儀は、服装と同じくらい「静けさ」と「礼儀正しさ」が求められる場です。細やかな心配りを忘れず、故人を敬う気持ちとご遺族への思いやりを持って、心静かに参列しましょう。

まとめ

教会葬儀は、厳かな祈りの中で故人の旅立ちを見送る、静かであたたかな儀式です。仏式とは異なる儀礼に戸惑う方もいるかもしれませんが、大切なのは「敬意をもって臨む姿勢」にあります。

服装マナーにおいては、控えめで清潔感のある装いを心がけることが基本です。男女・子ども問わず、それぞれの年齢や立場に応じた礼儀をもって参列することで、式全体の調和と尊厳が守られます。

初めての教会葬でも、「静けさ」と「思いやり」の心を大切にすれば、安心して参列することができるはずです。

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